ぴんいん(19)

りんしーの兄弟子

本来のインクカラーは上の色だが、りんしーが死んでからは下の同じ色に染めている。

 

孤児で道場の門に捨てられていたところを師匠に拾われる。
幸い武術の才があり、跡継ぎ候補として育てられる。
翌々年、同じようにりんしーが拾われる。
兄妹のように育ち、他の門下生も家族のように過ごしていた。
心優しく明るい性格、ただし規律に厳しい。
修行の一環で始めた料理が思いの外楽しくて趣味になった。
得意料理はチャーハン。りんしーに「美味しい」と言われるのが嬉しかった。
逃げたりんしーを連れ戻す為にスクエアへ上陸。
決まり通り処刑される妹弟子を目の前にし武道への志が折れる。
師匠に頭を下げ、二度と戻ってこられない事を条件で千人組手に挑み見事やり遂げ門を後にする。
スクエアではりんしーが働いていた中華街の一角で働いている。
料理の腕も、パフォーマンスもピカイチだと評判が良い。
店の常連に妹弟子に良く似た声の女の子が居て気になっている。
体中修行でついた傷だらけなので年中長袖長ズボン。

蛇足

妹弟子のりんしーは楽観的で探すまでも無くナワバリバトルで撮影され場所を把握されてしまう。

師匠に頭を下げ、なんとか処刑を待ってもらい、何か罰を与えるだけで留めるよう懇願する。

師範代へと大人しく就任するのであれば許すと約束を取り付ける。

 

連れ戻す際、逃げ出すことがあればその場で処刑される可能性があり、それを防ぐため自ら名乗りを上げスクエアへ探しに行くことになる。

1ヶ月もしない内に見つけることができる。

どうしてもう少し隠れて行動できなかったのかと思う反面、りんしーらしいと落胆する。

見つかった時点で逃げる気は無かったらしく、大人しく戻る事を承諾する。

どうしても会いたい人が居ると三日の猶予を与え一緒に帰ることになる。

 

ぴんいんの努力も虚しく、師範代への就任を拒否し、百人組手・多少の刑罰すら全て拒否し

自由でないのであれば死を望み、兄弟子への感謝を述べながら死んでいく。

 

たった少し手順を踏めば自由になれたかも知れない妹弟子を思うと何も手につかなくなってしまい

次期当主の立場であったが、耐え切れずどんな罰も受けると申し出て門下を去ることになる

 

スクエアについてからは、りんしーがしたかった事をしようと

同じ中華街で働き、友人を作り、出来る限り「自由」に生きる事を決意。

楽観的に見えるが実はそうしているだけで、どうしても昔の名残か頭が固い。

“自由に生きるとは”と調べ、自由風にしているだけで、自身これがあっているのかよく分かっていない。

 

カタコトで話すためヒョウキンに見えるが、母国の言葉を使う時はかなり硬い口調になる。