身長:178
クロム(以降兄)とは昔から比べられ
本来は優秀なのだが劣等感からか実力を発揮できず両親からも見放されている。
お家柄、縁を切られることも無く体裁を考え身なりも整えられ、教育もしっかりと受けている。
金だけは与えられているが、家に居場所が無いを幼少期から続いている状態。
何をしても兄に邪魔をされ、兄の失敗は自分のせいにされる。
身代わりに攫われた事もあるが助けが来ることも、身代金が支払われる事も無かった。
解放されたのは傷つき疲弊し餓死寸前の状態まで追い込まれた後だった。
兄の戯れで知らない年上の男や、女に辱めを受けた経験がいくつもある。
その過程で、童貞も処女も失っている。
親にやめて欲しいと泣きながら懇願したが兄がそんなことをする訳が無い、認めてもらえない劣等感から
兄を貶めようとしていると突き放された。その後も兄からの虐めは続き、ストレスの吐き口にされている。
いつか必ず復讐するのが生きる糧となっていく。
ポメの元恋人
兄がポメに本気で惚れていることを知り、横取りするつもりで近付いて行く。
自分の劣悪な環境をポメに話し、最初は同情を買う作戦だったが
心から心配され、自分のみを削ってでも自分を今の環境から救おうとするポメに戸惑う。
一緒に過ごす内に持ち前の明るさや、差別無く接してくれるポメに惹かれていく。
全肯定される事により少しずつ自分の劣等感や価値観すら塗り替えられる。
気付けばポメのを事を本当に好きになっていった。
何か自分に出来ることは無いかとポメから尋ねられ、恋人になってほしいと申し出る。
ポメからすれば、自分以外でも同じように接し、同じように心から一緒にいて楽しいと思える存在は大勢いると思うが…放っておけない性格の為、何度も断りはしたがキリの強い押しに負け
「好きな人が居てもいいなら」と恋人になった。
何度か別れようと切り出され、ポメの気持ちを知り離れてあげた方がいいと分かってはいたが
心の拠り所となっていたポメを手放す事は出来ず、ズルズルと付き合っていた。
ポメがある日涙ながらにごめんね、ごめんねと謝ってくる。
どうしても恋人としてキリを受け入れられず、手を繋ぐ以上先の事を一切して来なかったのに
あるヒトに自ら体を許してしまったと泣きながら告白される。
それも本命のヨナではなく、望まない相手に気付いたら体を許していたと言われる。
その話の中にポロッと自分の兄の名前「クロム」が出てくる。(詳細はクロムのPF参照)
自身の出生など話はしていたが、誰が兄かとまではポメに話してはおらず、初めて号泣しながら
それは自分の兄だと告げることになる。
兄の悪行を知るキリは、ポメの話を聞く限りポメ自身にはなんの落ち度も無いと伝えることしか出来なかった。自分の心を癒してくれたように、ポメの心の傷を癒すことは出来ない自分を歯がゆく感じる。
どういった理由があろうとも、ポメ自身恋人がいるにも関わらず他のヒトに体を許してしまった。
ただでさえずっと待ってくれていたキリを裏切ってしまったから、お別れしようと、お友達に戻ろうと提案される。それでもキリはポメを手放す事は出来なかった。
結局両想いにもなれず、ポメが人知れず病んでいっている事に気付く。
とうとう解放する事を決意するが、手放して諦めることが出来なかった。
“最後に”と、嫌われる覚悟で「兄とした事を自分ともして欲しい」と、つまり体を重ねたいと願い出る
ポメはかなり迷い苦しんだ後、承諾し、一度だけ関係を持ちお別れすることになる。
余計に苦しくなることは分かっていたが、ポメが恋焦がれどんなに願っても本当に好きな人とは出来ない事を自分とはしてくれたという事実で少なからず満たされた。
相変わらずポメは友人として接してくれるのが、残酷ながらも救われている。