タルバ(28)

誕生日不明

身長:188

ウデマエ無:得意武器無・ボムコロが得意

 

バクダン金イクライカの遺伝子を混ぜて作られたハーフ。

体液(インク)は爆弾になっていて、タルバの意思によって起爆できる。

普通のインクリングが触れると同じ色でも、成分がシャケに近いせいか多少ダメージを受ける。

タルバの起爆の意思がなければ、ただの少し痛みを感じるインク。

シャケのインクには適応している。

  

体の作りはイカに近く、水に入れば溶けてしまう。

ただし、シャケの遺伝子のせいでイカのインクに拒否反応が出る。

スパイ兼戦闘員として作られた存在だったが、海に入れずインクリングとも戦えない。

処分はされないものの居場所がなくなり隅に追いやられていった。

 

弟が2人(下記参照)いる。

自分に懐いていた末っ子のコジャケのケイジの事は少しだけかわいがってた。

次男のデイジーはイカと鮭のハイブリットとして生まれた成功例。 

自分を出来損ないにした無能(だと思っている)研究者達や、生んだ母親を心底憎んでいる。


居場所が無くなったシャケの集落から命がけでイカの世界へ逃げ出すも馴染む事が出来なかった。

インクで回復が出来ず、水没すれば即死なタルバにはバトルやバイトは向かない。

他にも仕事を探してみたがイカに使われているという現実に耐え切れず辞めてしまう。

結局空き倉庫に忍び込み、金が無くなれば適当にカツアゲしたり、求められれば体も売って生活していた。

本人は食事と屋根を提供された《お礼》に気持ちよくしてやるという感覚で《春を売っている》自覚はない。

※という防衛意識で思い込んでいるだけで、やっている事は売春。

 

不本意ながらも心はシャケとして育ち、イカの遺伝子も相まって戦闘意欲が高い。

その欲望を持て余し暴力で補おうとしている節がある。


海が好きで、還るべき場所だと感じている。

入ることは出来ないが潮の香りや海の風が落ち着く。

いつか死ぬ時は海に溶けて死のうと考えている。


嗅覚がかなり鋭い。

数万キロ離れた場所からも嗅ぎ分ける事が出来るが

情報量も多く意識が散漫して面倒だったので特殊なマスクで制御してた。

マスクをつけていても街1つ分程度であれば嗅ぎ分ける。

若干顔の作りがシャケ寄りのところがあるため

鼻が利き過ぎる為制御+正体がバレないようとしてマスクを着けていたが

・外してもイカは気にしない。

・マスク無しでも制御出来る術を身につた。

上記二点を踏まえ馬鹿らしくなって今はマスクをしていない。

※体調を崩すと制御が上手くいかず様々なニオイが押し寄せ混乱する

 

イカ世界ではイケメンの部類に入る。(設定なので許して)

ただしタルバには、実用に至らなかった失敗作というレッテルがある上に

イカの好み等知る由もなく、本気で自分のことをかなりの不細工だと認識していた。

しかし言い寄ってくるイカや、少し甘い言葉を出せば金を出すイカが多く

そのせいもあってブスだろうがなんだろうがイカは容姿は気にしないのだろうと判断。 

※近頃は顔が良いと言葉にされる事が増え、もしかするとイカ界では悪くない顔をしているのかもしれないと自覚し始めた。

 

シャケの特性か、時期によって凶暴性が上がる。

併せてパワーやスピードも少し上がり、シャケのラッシュ時の様に目が赤く光る。

タルバの目が赤く光っているときは近づかない事をオススメする。

 

一時期クマさんに紹介されたカンナちゃんの家に上がりこみ食事や寝床を提供してもらっていた。

代わりに実験体になりイカに戻れる手助けをしている。

ついでにタルバも海に入れるように研究をしてもらう契約をしている。

何度か寝込みを襲っているが、なんやかんやで協力関係を続けている。

最近薬の開発に成功し、数秒程度であれば海に入れるようになった。


現在は集落にいた頃の同期で、唯一寄り添ってくれていたミゼルと再会し

紆余曲折を経て結婚した。

ミゼルからは最初、他のところに行く事や、イカに暴力を振るう事に眉を顰められたいた

ただそれがタルバの尊厳を守るために必要な事だと認識してくれて

・タルバの暴力欲は自分が相手をする事で(めちゃ強いタルバ勝てない)

・稼ぎがない負目で外に行くことは頻度が少なければ大目に見る。

で落ち着いている。


タルバ自身も若干最近は落ち着いていて、かなり穏やかに暮らし

助けるつもりは無かったが、ヒーローであるマイカに助けが必要そうなイカの居場所を

告げ口するなど、ほんの少しだけ若干本当にわからないレベルでイカを許し始めている。

 

こんな身体にした鮭を嫌悪し、きっかけとなったお気楽なイカも好きになれないが

本当は普通にシャケとして産まれてシャケとして戦って死にたかった。

恨みが強すぎる為自身でも気付いてないが、無意識にシャケのように振舞うのも恐らくそのせい。

 

詳しいサト宅のシャケ軍団についてはコチラを参照。


関係性

母:バクダンシャケ

次男:デイジー

三男:ケイジ(故)死後タルバが食べた

幼馴染:ミゼル(嫁)・アキラ

協力者:カンナちゃん

セフレ:メラヨナとルリ


蛇足

イカの姿で生まれ、実験の成功例となり

同時期に生まれた仲間が処分されたり没落していく中、将来有望のエリートとして育った。

少し年上のヘビのお姉さんに密かに憧れていたが、何度目かの出撃で帰らぬ存在となった。

 

タルバが実戦訓練に入った段階で海に入れない事が判明、失敗作として断定される。

以来劣等感と処分に怯え、周りに溶け込めず一部の同期からは出来損ないとして阻害られていた。

同時期に生まれたとミゼルと、他の集落から来たアキラだけは味方だったが、心が荒み何も信じられなくなっていた。

弟は更に優秀で、比較され、自分もそうなるはずだったと妬み、好きでこうなった訳じゃないと周囲を憎むようになる。

タルバが15の時、ミゼルとアキラに相談もせず、一人運び屋の箱に紛れ込み集落から逃げ出す。

故郷では「死んだ」「島流しにあった」等噂が広がりミゼルとアキラを悲しませ、苦しませていた事を数年後知ることになる。

実際は、当時の上層部の中で処分は決まっておらず

タルバの能力自体は優れたもので他に使い道がないか検討されているところだった。


運び屋に紛れハイカラシティへ逃げ込んだ後。

飛び出したまでは良かったが、右も左も分からない場所で稼ぐ方法も分からず途方にくれていた所

面倒見のいいイカのお姉さん、に拾われ生きる術を教わる。

体の売り方を覚えたのもその頃だった。

そのお姉さんには感謝している(名前は覚えていない)。

 

大人になり20頃には独り立ちし、スクエア付近で家を借りたりもしたが

どうしても馴染めず結局チョウザメ近くの空き倉庫に身を隠し暮らしていた。

食料が無くなれば街へ出て緩そうなイカを引っ掛け稼ぎ食料を調達してまた海を眺めての生活を繰り返していた。

本能的に、集落にいた頃からの鍛錬は怠らず、いつでも戦える体を維持し続けている。

筋肉質な体に見えるが、全身筋肉のイカに比べると全く歯が立たないのが悔しかった。

 

タルバの噂を聞いたヨナが会いに来て、体の関係を持つようになる。

タルバの暴力欲をヨナで発散し、ヨナもタルバからの暴力を受ける事で精神を安定させる利害関係。

イカを喜ばせる事に苛立ちを覚えるが、面倒事にならない分利用できる間は利用している。

一度タルバが焦がれ続けた海にヨナが入るトコロを見て関係を切ろうとした事もあったが

結局は考えるのが面倒になり呼び出しては暴力を振るっている。

 

ストレス発散兼、稼ぐためシャケバイトに参加していた頃

「そういえば君と似たような子を一人知っているよ」とクマさんに紹介されたのがカンナ

自分とは逆に、イカの遺伝子にシャケの遺伝子を混ぜて作られた存在で

同じように他のイカのインクとは馴染めないが、少し海に入る事ができる。

顔も少しシャケ寄りのモノになっていたせいか、正直イカの性別や年など見た目で判断がつかないタルバも、カンナに関しては少し「かわいい寄り」の見た目だという第一印象だった。ぶっちゃけ好み。


イカに戻る研究をしていると聞き、咄嗟に自分の体を使っていいと提案する。

その代わりに、ついででいいから自分を海に入れるように何か手立てを考えるよう申し出る。

利害の一致で協力関係になる。

研究資材集めにシャケバイトにも相変わらず参加し、フォローし合うパートナーになっていく。

何度か手合わせもしているが実力は互角で、互いの技術を盗み合っている。

ある日夜も更け、外も暗いからと泊めてもらう事になる。

なんの警戒も無く部屋のドアが開いていたのをいい事に気紛れで寝込みを襲う。

かなり抵抗をされたが、それがタルバの興奮材料となり力の差でそのままカンナの貞操を奪った。


翌日お仕置き表して透明なケース押し込まれ海水を入れられる

が、タルバ自身あまり生きる気力がなく大した抵抗もしなかった。

そんなタルバに「今から死ぬのに、随分と余裕ね」と声をかけるカンナに対して

「もう生きる意味もねえ」と答えながら海の香りがする方へ意識を向けるタルバ。

興が逸れたカンナに足首まで海水が入った水槽で一晩過ごす事で許される。

 

屋敷からは締め出されてしまい、また宿無しに戻るタルバだが、相変わらず一緒にシャケバに出向き資材集めを手伝う。研究の進み具合によっては長期滞在もやむおえず、結局は屋敷に入り浸ることが増えていく。


ある日バイト中怪我を負い、追い詰められクマさん商会の船に置き去りにされた。

やがて満潮になり、やっとの思いでギリギリ二人で立てる場所に身を隠し一晩過ごす事になる。

海に触れればそのまま死ぬタルバは冷たい壁を背中にし、代わりにカンナを海側に立たせ支える。

極限状態の中体が冷え凍死寸前「脱げ」とタルバから声をかけ、凍死するよりマシと下着姿になるカンナに「支えるのに両手が塞がっている」と自身の衣服も脱がせる。

文句を言いつつ、恥じらいながら指示に従うカンナに気分をよくし、からかいつつも唐突に声を荒げ引き寄せ

「バカ、俺を突き落とす前にお前が落ちたらどうすんだよ」とわざとらしく恩を売り見事お礼を言わせることに成功する。お礼なら体で欲しいと、ついでに運動してあったまろうと提案。

今なら優しくすると約束し、言葉通り初夜とは比べ物にならないほど気遣い優しく抱く。

お互いに生涯忘れられない夜となった。

 

それからは何度か体を重ねる事も増え、タルバも他の所へ行くことが少なくなる。

屋根があり、性欲も処理できる場所を手に入れたという感覚。

研究の邪魔になるとタルバからすればあまり好ましくない。

外でも遊ぶ程度はしていたが、なんやかんやでカンナの元へ「帰る」ようになる。

 

幼馴染と再会し、タコ化したシャケと交流を持つようになり、穏やかな時間を過ごす事が増えている(下記参照)

 

優秀な戦闘員だったミゼルが生きていて、更にタルバと接触があることがデイジーに漏れる。

タルバをダシに集落へ戻るよう仕向けられ、何度も連れて行かれそうになる。

その度タルバとアキラで取り戻し、阻止していたが面倒になったタルバがいっそ壊滅させようとなり。

協力して故郷である集落を陥落させた。

いくつかの固体は逃げ出してしまったが、今は統率力はなくなっている。

~幼馴染と友人~(編集中)

ミゼル・アキラとは集落に居た頃からの幼馴染(上記参照)

スクエアにて再会することになる。

ミゼルは生まれたときから一緒に過ごした兄弟のような存在で、昔は男だと思い《アニキ》と慕っていた。

実際タルバより大きく、体格も良かった上に声も低めで男の子に見間違えるのは仕方なかっただろう。

カタパットのミサイルが背中に埋め込まれており、かなりの重量がある。視力がかなり高い。

役に立たない・失敗作として捨てられる仲間を見ながら、必死で生き残ろうとお互いを高めあい、支えあい育った。ミゼルは戦闘部隊。タルバはスパイ部隊と分かれてからもお互い教わった事を教えあい、タルバが欠陥品と判断され見放され、心を閉ざしてからもそばに寄り添い続けた。タルバが居なくなってからは上官であるデイジーにタルバと仲が良かったことを指摘され、いじめられていたが、軍隊意識を強くすり込まれた状態では抵抗も反論も出来なかった。ある日糸が切れたようにアキラを置いて逃げ出してしまう。

その時の記憶はほぼ無いらしい。

 

幼馴染と再会後、成長したタルバを好きになる※千辛万苦を乗り越え恋人になり最後には番となった。

タルバが恋愛感情が皆無で、アキラとミゼルに対しての感情は全く同じで、家族として大切な存在だった。その為ミゼルを避け、何度も泣かせる羽目になる。そんな中タルバ自身未だに分からない理解できないと、言葉にするだけでも吐き気がするような感情がミゼルに向いている事に気付くことになる。

 

アキラは他の集落から逃げてきた。

当時イカの遺伝子を混ぜるという実験が浸透していたのか、他の集落でも同じような実験が行われ、モグラのキンイクラに遺伝子を混ぜられ生まれたのがアキラ。お腹に大きな口があり、基本は上の口で食事をするが、飢餓状態が続くと暴走し腹の口で全てを食い尽くす。モグラから生まれたにも関わらず体も小さく、醜い姿と虐げられ失敗作と見なされる。腹の口で食事をすると気持ちがいいらしい。何度も暴走を繰り返し、最後にタルバのいる集落へたどり着いた。ソノ頃のタルバとミゼルはまだ見習いで年も近くすぐに仲良くなった。頭がとても良く、学習能力がかなり高い。耳も遠くの音まで聞くことが出来る。タルバとミゼルと出会ってからは暴食をやめる事が出来た。二人が去った後、しばらくして同じように集落から姿を消した。

  

ギンシロ

元々は完全なシャケで、ギンはタワーとして酷使されていた。

シャケには珍しくそれを苦痛と感じ、限界を迎え地下でタコゾネスに拾われる。

全身の体液をタコのインクと入れ替えるという、失敗する可能性の方が高い方法でタコに体を作り変え生きながらえる道を選ぶ。一緒に連れてきたキンイクラから生まれたシロと共にスクエア近くの川付近でテントをかまえ生活している。

よそいかページにも記載したが、タルバが日課の海辺で黄昏ていた時。

コジャケのシロがタルバを仲間だと認識し飛び込んできたことがきっかけで出会う。

何故こんなところに?と思ったが、後ろから続いてきたギンにシャケとタコの混ざった嗅いだ事がないニオイに興味を持つ。実際カンナが完全なイカになりたいと研究を進めていた為何かの役に立つのではという感覚。

実際話を聞くと体液の総入れ替えというかなり危険な方法だった為却下となったが、なんやかんやで馬が合い付き合いが続くことになる。


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